令和5年度の税理士試験、酒税法と国税徴収法を受験しました。
結果は……残念ながら両方とも不合格。
今回は、そのときの勉強時間や試験当日の様子、そして不合格から学んだことを、振り返り日記としてまとめます。
酒税法の不合格体験
勉強時間と教材
- 勉強時間:約645時間
- 使用教材:TAC速習1月コース
「こんなに時間かけたのに落ちたのか…」と結果を見たとき、正直へこみました。
でも今思うと、机には向かっていたけれど、内容の薄い時間が多かった気がします。
勉強の仕方
- 計算は小問演習を繰り返して、酒類判定をパターン化。
- 理論は理論マスターの中から予備校が「重要」とした部分だけ暗記。
……と書くと一応ちゃんとやっている風ですが、実際は答練に出たところしか覚えなかったんです。
財務諸表論をヤマ張りで受かった経験があったので、理論暗記を甘く見ていました。
試験当日のこと
試験本番では、
- 理論:知らない問題が出て手が止まる
- 計算:時間が足りず最後まで解けない
しかも「一発アウト」というプレッシャーで焦りが強く、のびのび解答できませんでした。
特に最初の判定問題で自信を失ったのが痛かったです。
不合格の原因
- 理論暗記の仕方を知らなかった
- 黙読中心で、集中力も続かない
- 答練範囲しか勉強していない
学び
- 酒税法は理論全暗記が前提
- 計算では「酒類判定」を落としたら即アウト級
- 「音読+書いて覚える」方法が、自分に合っていると実感
国税徴収法の不合格体験
勉強時間と教材
- 勉強時間:約842時間
- 使用教材:スタディング+TAC直前対策講座
勉強の仕方
「理論暗記がすべて」というのは分かっていたのに、実際は答練の範囲だけ。
暗記方法も定まらず、テキストを読んでは眠くなり、苦手意識ばかり大きくなりました。
試験当日のこと
案の定、暗記していない部分が出題されて、白紙で提出する箇所ができてしまいました。
不合格の原因
- 国税徴収法は完全に理論勝負
- 自分は暗記が苦手で、科目との相性も悪かった
学び
- この科目は「理論暗記で押し切れる人」向けだと痛感
- 自分には合わないと判断し、翌年からは固定資産税に切り替え
両科目不合格から学んだこと
2科目合わせて1500時間近く勉強しましたが、内容は薄かったです。
「机に向かえばなんとかなる」と思っていたのが甘かった…。
一番大きな反省は、理論暗記を軽視したこと。
酒税法も国税徴収法も、結局「理論を覚えきっていないと戦えない」科目でした。
また、暗記方法についても、翌年から取り入れた**「毎日音読+書き出し」**を当時からやっていれば…と思います。地味でしんどい方法ですが、眠気にも勝てて効果がありました。
まとめ
令和5年度は酒税法・国税徴収法ともに不合格。とても悔しい一年でした。
でも、この失敗のおかげで、
- 計算は限りなく満点を狙うこと
- 理論は「体を動かしながら」覚えること
- 暗記は毎日の積み重ねが全て
ということに気づけました。
そして翌年、酒税法をリベンジして法人税法とダブル合格できたのは、この不合格経験があったからこそだと感じています。
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